2021-04-21 第204回国会 衆議院 農林水産委員会 第7号
ただ、ちょうどこのときに酪農家も高齢化が進んでおりましたので、若い担い手農家に牛を引き取ってもらう代わりに、高齢の農家の方は退職金代わりにお金をもらったり、あと、それで負債を整理したりして、そのときには円満に済んだんですけれども、直ちに起きてきましたのが、特に水分の多い酪農の家畜ふん尿問題で、これまで野積みとか素掘りで処理しておったのが、数が多くなり過ぎまして、本格的な家畜ふん尿処理施設を造らなければならないということで
ただ、ちょうどこのときに酪農家も高齢化が進んでおりましたので、若い担い手農家に牛を引き取ってもらう代わりに、高齢の農家の方は退職金代わりにお金をもらったり、あと、それで負債を整理したりして、そのときには円満に済んだんですけれども、直ちに起きてきましたのが、特に水分の多い酪農の家畜ふん尿問題で、これまで野積みとか素掘りで処理しておったのが、数が多くなり過ぎまして、本格的な家畜ふん尿処理施設を造らなければならないということで
この点、老朽化した堆肥舎やふん尿処理施設、また、JAや地方団体等によります共同堆肥センターの補改修などへの支援策として現在一応補助制度はあるんですけれども、要件が厳しく使いづらい、額が十分でない等の声を多くいただいております。実際に私も幾つか見させていただきましたが、この問題は、衛生上、離農対策上、喫緊の課題と思っております。
それから、感染拡大の背景として、養豚団地とかというふうに豚舎の集合化をしたり、肥料や重機、ふん尿処理施設の共同化という経営の効率化ということが、これはこれで一方で養豚業が生き残っていくために大変重要だと思いますけれども、一方で、そういうふうに集団化したらば、防疫体制の観点からはかなりやっぱり気を付けて今までより加重に対応していってもらわないといけないということもあるんだというふうに思うんです。
しかし、その更新を迎える前に、規模拡大をしたり、あるいはそれぞれの畜舎を建設したりということで、非常にそれぞれの排せつ物施設、ふん尿処理施設が傷んでおります。大きな損壊も受けているところでございます。特に共同利用施設として整備をしました処理施設は、それぞれの農家が規模拡大をしたため、その処理能力をはるかに超える深刻な状態になっております。
投資額も非常に大きくなるはずでありますけれども、私の調べたところによりますと、全国にも相当大規模なそういう経営体が存在するにもかかわらず、過不足なくふん尿処理施設が充実しているという話は一件も聞いたことありません。 ですので、規模拡大だ、やれ行けそれ行けとは言っているけれども、負の側面であるふん尿処理の方は追い付いていないんじゃないですか。この辺の御答弁をお願いします。
そういった意味で是非ふん尿処理施設の支援が私は必要ではないかなというふうに思ってございますが、政府として今後の支援策の考え方があればお聞かせいただければというふうに思います。
それで、このクラスター事業につきましては、畜産農家の方々の使い勝手が良くなるように、規模拡大要件を緩和した中山間地域優先枠の設定ですとか、あと、規模拡大じゃなくても、生産量の増加など生産効率を改善する場合でも整備を可能とする、そのような要件の改善も行ってきたところでございますので、こういう仕組みも使ってふん尿処理施設の整備、そういうものも進めている、また進めていくということでございます。
ただ、私、これを見ていてちょっと違和感がありましたのは、これは教えていただきたいんですけれども、その三十のうち十四は、家畜ふん尿処理施設の整備という話なんですね。
しかし、この事業は、浄化処理施設やあるいは堆肥舎、これらに対するもので、中小家畜の農家につきましては大変中小零細でございますので、ふん尿処理施設への投資なりあるいはランニングコストに耐えられないために発酵床によります飼育に転換しておりまして、ふん尿をリサイクルする農家も実は出ております。
○千葉国男君 本日、二〇〇四年度畜産価格、酪農価格関連対策、それらが決定されるわけですけれども、畜産・酪農におきましては、十一月一日から完全施行される家畜排せつ物法に伴うふん尿処理施設整備や脱脂粉乳の過剰在庫問題に伴う需給安定対策など課題が山積をしているわけであります。
具体的には、ふん尿処理施設の整備の行程表を農水省とも今作りまして、未整備農家につきまして今年度中に五千八百戸、今年十月中までに七千八百戸の施設整備目標を掲げて、JAグループとの共同プロジェクトを立ち上げて取り組まれておるところであります。 この目標達成のまず見通しをお伺いしたいと思います。
しかし、四割近い農家でふん尿処理施設の設備が終わっていないと。で、違反すれば罰則が伴うということで、生産現場では非常に危機感を強めているわけです。 JA北海道中央会がこの間まとめました全道酪農経営意向調査によりますと、経営を中止したいという理由として、二割の農家が家畜ふん尿処理施設の整備、対応が困難だということを挙げているんです。
それから、十月になりますと、同じく農畜産振興事業団に関係もあることでございますが、家畜のふん尿処理施設から汚水漏れ続出と、国の補助金三億円が有効に使われていないと二法人が指摘されたと、二法人。そのうちの一つが農畜産振興事業団だと、こういうふうな指摘もございます。 それからさらに、十一月になってきますと、牛の耳に、耳標ですか、耳の何か黄色だとか赤のいろいろ数字が入ったものを付けていますね、牛が。
このため、長崎県や流域市町と協力いたしまして、窒素や燐の高度処理を含みます下水道や農業集落排水施設などの生活排水処理施設の整備等のほか、畜産ふん尿処理施設の整備等の畜産ふん尿対策、さらには環境保全型農業の推進等を進めてきているところでございます。
ふん尿処理施設をつくろうと思うと、そう簡単なことではありません。それは、シートを敷くぐらいでいいんですよ、簡易なものもありますよと説明を受けていますよ。しかし、実際農家の方々に聞くと、それも不安だ、やはりやる以上はちゃんとやりたいという要望もあります。 昨年秋に私が北海道に行って聞いたときに、大樹町では五割の進捗状況、あるいは音更町では二割の進捗状況。
○政府参考人(永村武美君) 先生おっしゃるとおりでございまして、ふん尿処理施設に余計なコストをかける、決してこれは畜産農家にとってよいことではないというのは常々私どもも申し上げておるところでございます。
○政府参考人(永村武美君) いずれにしても、そういうことでございまして、あえて私ども、酪農経営も含めて経営の存続にとってはふん尿処理施設は不可欠であるということで対応しているものでございまして、個人リースについても昨年、百五十億から二百十億に財源を確保したところでございます。
私ども、今全国都道府県から五年間のふん尿処理施設の整備計画をいただいております。その中で個別具体的にどうしても困った問題が生じておるというようなことであれば、各県からまた事情を聴取いたしまして、何らかの方向で改善できるような形で検討してまいりたいと思います。
でも、家畜排せつ物処理法が成立して、五年以内のふん尿処理施設の整備が求められている中で、今農家の人たちが負債に苦しんでいる中でまた負債をしなければやれないという実態をまず調べていただいて、対応を考えていただきたい。 大臣は、改善をしてやりたいという答弁も先ほどありましたけれども、やはり一番大きな希望は環境整備のリース事業なんですよね。
私どもも必要だとは思いますが、その上、家畜排せつ物処理法の成立によって、五年以内にふん尿処理施設を義務づけられております。だから、こういうことは、加工原料乳価への市場原理が導入されるという動きの中で、大変農家の方々は不安を募らせておられる、将来への展望を失っているのが現状です。 私は、先日、北海道の酪農調査に行ってまいりましたが、根室で酪農家の方がこのように訴えておられました。
そこで、具体的にお伺いをしたいと思うのですけれども、畜産環境整備リース事業、現在、この事業においては、ふん尿処理施設の整備に国から五〇%補助をさせていただきましょうという事業になっているわけでございますが、このリース事業の予算を大幅に拡充をする、あるいは補助率をもう思い切って一〇〇%にするとか、これはただでやるということなんですけれども、そのくらいの思い切った施策が必要なのではないか。
修理、電気代それからオイル代で、ふん尿処理施設にかける運営費だけでも三千七百五十万かかるのです。堆肥の方を売りまして千六百七十万の収入がありますが、赤字が二千八十万、減価償却合わせますと、毎年三千万の赤字になってきているわけであります。
また、EU委員会におきましては、加盟国において地下水汚染などが深刻になってきたことから、九一年に委員会規則を定めまして、地下水の窒素濃度が高い地域を硝酸塩脆弱地域として指定いたしますとともに、家畜ふん尿の散布時期の制限、家畜ふん尿処理施設の設置義務、家畜ふん尿の散布上限量の設定などから成る行動計画を策定して、本年十二月までに行動に移すこととされているということでございます。
現行の農基法のもとで三十数年の間に、酪農でいうと二十四倍の規模拡大となっていますと述べて、こうした規模拡大の進展に、ふん尿処理施設の整備が追いつかなかったために、問題とされている素掘り、野積みといった状況が多く見られるようになっているわけです。あらゆる政策手段を導入して、畜産環境問題に対応していこうと考えていますと述べていますね。そのとおりだと思うんです。それをやっていただきたい。
○風間昶君 また、屋根つきのふん尿処理施設、いわゆる堆肥舎について、酪農家、畜産家の方々の固定資産税を減免するような制度を、そういう税制優遇を図るべきではないかと思いますが、どうですか。
五 農業が有する自然循環機能が発揮され、農業の持続的発展が図られるよう新たな法制度の整備等に努め、家畜ふん尿処理施設の計画的整備、耕種農業との連携による堆肥利用の促進を図ること。 六 安全・良質で特色ある畜産物の供給を図るため、畜産物の生産・流通過程における衛生管理の徹底を図るとともに、食肉処理施設の再編整備、原産国表示の徹底を含めた表示の適正化を促進すること。
家畜ふん尿処理施設の整備に対しては、農家の負担を軽減するように特別の助成措置を講じることが重要ではないかと思うわけでありますけれども、ここのところを少し答弁をしていただきたいと思います。